「ともだち」は1965年に喜劇俳優の大御所として知られた森繁久彌と伴淳三郎が小児麻痺に苦しむ少年・少女たちを救おうと手を携えて結成した芸能人チャリティー団体『あゆみの箱』のテーマソングとして発表されたものであるが、元々は宮城県仙台市立西多賀小・中学校療養所分校(現在の宮城県立西多賀支援学校)のベッドスクール歌として制作された曲でもある。1965年にレコードが発売された後、同年3月13日に日本武道館にて開催された『第2回 あゆみの箱チャリティーコンサート』にて、坂本九の歌唱で初めて披露され、大きな反響を呼んだ。同曲は1965年の第16回NHK紅白歌合戦にて坂本九が歌唱したほか、1966年の第38回選抜高等学校野球大会の入場行進曲にも選ばれた。