美しき歌姫・上間綾乃 夏と海をテーマにした最新アルバムより
「はじめての海」 作詞:松井五郎 作曲:都志見隆 編曲:河野伸
(上間綾乃 3rd Album『はじめての海』(2014.07.23発売)収録曲)
2014.07.23発売
上間綾乃 3rd Album『はじめての海』
¥2,800+税/COCP-38613
http://columbia.jp/uemaayano/
上間綾乃【はじめての海】楽曲解説
このアルバム全体、そして今の上間綾乃を象徴する曲です。
今年、私はメジャーデビュー3年目になりました。
デビューからの1.2年は、沖縄から仕事のために本土に通い、慣れない環境でとにかく必死で、音を紡いできました。
そして今、東京に住むようになって一年が過ぎました。
小さな小さな島で育った私には広すぎる大都会は、
最初、とても窮屈に感じました。
しかし、いざ暮らしてみると、とても刺激的で、毎日驚かされることばかりで、
今まで感じたことのない感情が、徐々に生まれて来るのを感じました。
その感情は、旅を続けながら歌う道で出会う、
沢山の人たちの温かい優しさに触れた時や、道端に咲いた儚く強い花を見たときになどに生まれました。
そんな日々を過ごしていたなか、撮影のために神奈川県の葉山の海に行きました。
生まれ島の海しか知らず島の海こそが1番だと思っていた私でしたが、
目の前に広がる海を見た時「なんて美しいんだろう」と、
心から素直にそう思いました。
「この海は大好きなふるさとにつながっている」胸が熱くなりました。潮の香り、髪をさらう風が、本当に気持ち良くて...
「今までこの美しさに、なぜ気づかなかったんだろう」
なにか、心の奥底につかえていたものがとれて、一気に視野が広がりました。
忙しい毎日に、いつしか忘れてしまったもの、失ってしまったなにか...大切な人、皆それぞれがもつふるさとに、
この海はつながっている...。この曲で、そんな事に気づくきっかけになってもらえたら嬉しいです。
この曲で面白いなと思うのは、バンドと、風のようなストリングスのコード進行と、それに相性ぴったりの三線のフレーズです。
私にとって三線は相棒で、想いを表に伝える表現方法の一つ。もっと自由に、何にも縛られずに演奏できればいいなと常々考えていて、アレンジャーの河野伸さんと相談してフレーズを決めました。三線の音自体にもこだわり、カスタマイズを変えることで、これまでの私の三線とは違った音に仕上げました。
皆さん気づくでしょうか?
【アルバム収録曲】
1.はじめての海
2.波
3.花言葉
4.夏いちりん
5.童神(わらびがみ)
6.あの角を曲がれば
7.オキナワのともだち
8.海へ来なさい
9.あなたには守ったものがある
10.てぃんさぐぬ花