ケロイドで制作した花嫁衣装を着た僕は、
「届かない声」
「びしょ濡れの窓」
について君を描く。
「どうか素敵に成長した腐乱ですように。」
心変わりも許可を見ずに口笛吹こう!
寄り道をした気持ちは、右にならい泣き真似を読み、
「偽善的な替え玉」
もいたずらに同情を使う。
「何て素敵に成長した腐乱なのでしょう?」
惨めに光る正解者に影を落とそう!
あの日、あの時、あの場所で、
真っ赤に燃えた思い出に、
せんちめんたる咲き乱れ、
僕は小さくうなずいた。
焼け焦げた君だけに会いたくて――――。
「目には目を、歯には歯を。」
「あれは素敵に成長した腐乱だったね。」と、
楽しく笑ってお茶飲んで暮らすから、
どこもかしこも厚化粧をした日常で、
綺麗に隠れたこの町に火をつけよう!
あの日、あの時、あの場所で、真っ赤に燃えた思い出に、
せんちめんたる咲き乱れ、僕は小さくうなずいた。
あの日、あの時、あの場所で、真っ赤に燃えた思い出に、
せんちめんたる咲き乱れ、僕はマッチを手に取った。
焼け焦げた君だけに会いたくて――――。