ゆるらゆるらと雪が降りはじめた。君とのお別れの日、悲しみが大きすぎて、雪の冷たさは感じなかった。真っ赤にかじかんだ指先は、恐さで固まっていた。君が消えてしまうことが何よりも恐かった。頑張らないと笑えないとき。頑張っても笑えないとき。泣きたっていいってこと。君が教えてくれたから。あの日、神様にお願いしたんだ。君がいなくなるくらいなら、代わりに僕をこの世界から消してくださいって。一人で寂しくはないですか。君のまぶたの上に僕の涙が落ちて。何だか君の泣いてるようで。悲しみの中でもがこうとも、どれだけ時間がたとうとも。"思い出は飛ばさない"って、君が教えてくれたから。おひさまの様な明るさもう雑草のような強さも、海の様な深い愛情も、全部 全部ありがとう。頑張らないと笑えないとき。頑張っても笑えないとき。泣きたっていいってこと。君が教えてくれたから。
一人で寂しくはないですか?何か困った事はないですか?笑っていますか。知りたいこと 心配なことは。星の数では足らないけれど、一番聞きたいこと。。。僕の涙が君のじゃまをしていませんか?あたりまえの日々が、ただそこに君がいてくれるという事がどんなにすごい奇跡だったのか。君が教えてくれたから、後ろを振り返るより。転んでも前を向いて歩くことで。涙が強さに変わるってこと、君が教えてくれたから。見守ってくれていますか。そっと僕のすぐそばで