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昭和維新の歌  映画 『2・26』 より

昭和維新の歌 この歌は、私の親友が、愛国党に入っていて、学生時代に、彼から習った音楽です。彼は、今は車椅子で、口や身体が不自由です。今の日本を坂本龍馬や三島由紀夫のように憂いて、悔しがっている事でしょう。私も同じ思いです。病身の彼を元気づけようと、先日この歌詞カ-ドを、送りました。この動画はYouTubeにあった動画ですが、申し訳ありませんが、共有させて頂きアップしました。 若林茂男 ★★★★★★★
昭和維新の歌 (昭和5年・1930年)
作曲 三上 卓 (当時海軍少尉)
(1905年3月22日 ~ 1971年10月25日)

泪羅の淵に波騒ぎ 巫山の雲は乱れ飛ぶ 混濁の世に我れ立てば 義憤に燃えて血潮湧く

権門上に傲れども 国を憂うる誠なし 財閥富を誇れども 社稷を思う心なし

ああ人栄え国亡ぶ 盲たる民世に躍る 治乱興亡夢に似て 世は一局の碁なりけり

昭和維新の春の空 正義に結ぶ丈夫が 胸裡百万兵足りて 散るや万朶の桜花

古びし死骸乗り越えて 雲漂揺の身は一つ 国を憂いて立つからは 丈夫の歌なからめや

天の怒りか地の声か そもただならぬ響きあり 民永劫の眠りより 醒めよ日本の朝ぼらけ

見よ九天の雲は垂れ 四海の水は雄叫びて 革新の機到りぬと 吹くや日本の夕嵐

あゝうらぶれし天地の 迷いの道を人はゆく 栄華を誇る塵の世に 誰が高楼の眺めぞや

功名何ぞ夢の跡 消えざるものはただ誠 人生意気に感じては 成否を誰かあげつらう

やめよ離騒の一悲曲 悲歌慷慨の日は去りぬ われらが剣今こそは 廓清の血に躍るかな


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